こんにちは、サルト橋本のはやてコーチです!
本日は、全学年での初試合でした。
結果は、惜しくも負けてしまいましたが、選手はもちろんコーチにも大きな収穫がありました。
今回の試合の目的は「勝ちを目指す上で必要なスキルを学ぶこと」です。
試合は、ボールを持っているときの足元の技術だけでは勝てないし、勝つという気持ちが強いだけでも勝てない、非常に複雑なものです。そのため、勝つために今、自分たちのできることは何か、自分たちの強みは何か、点を取るためには何が必要か、探り探り自分たちなりの答えを見つける機会を設けました。
子どもたちには、低学年から試合に出場させました。大量失点をするも、ベンチでうずうずしている高学年が、低学年に対しアドバイスを送るシーンが見れたのは嬉しかった。これも非常に重要な「勝つために必要なスキル」です。手を貸さず、我慢していた甲斐があった。2本目も低学年の子たちで出場し、気合は入ったものの大量失点。
3.4本目に見る先輩たちの姿をどう感じるか、私は表情を伺っていました。3.4本目の先輩たちは、互角に勝負。個で勝てても組織のエラーが多く、悩ましい顔でベンチに戻ってきた。ここでも、高学年の選手が気づきをみんなに伝える。素晴らしい姿勢。だが、なんとなくみんなには伝わっていない難しい表現方法。これも本人にとって、気づいていたら、一つの収穫ですね。
やっと、このあたりからコーチがヒントを選手に与えました。
「失点の形はどんなケースが多い?」「負けてるけど、点とるためにどんな選手が前線にいればいい?」「ベンチにいる選手が勝つためにやることって何?」、私なりの重要な問題を言葉にしました。
選手は「裏ぽん!」「○○のようなシュート上手い選手、納められる選手」「声かけ」など、うまくいっていない問題をこちら側があげれば、解決策を言葉にしてきます。
これは指導者として「誘導」と勘違いされてしまう可能性がありますが、まだスクールの選手(特に低学年)は、表面的な問題を「問題として捉えていない」「原因がわからない」「→言葉が出ない」
のような現象が起きていると思います。決して、気持ち的に勝ちたい!という思いはあるのですが、うまくいっていないことを改善する、思考回路が追い付いていない。もしくは知識がないことがうかがえました。
だからコーチ陣は、うまくいっていない部分を切り取ることをしました。そこからは、ポンポンと原因や解決策が出てくる。彼らにはそんな力はあるが、今はその力が発揮されていなかった。
その後は、スクールで学んだ「守備のコンタクト」や「得点パターン」「ミスを恐れない精神による技術」が活かされ、大きな点差を同点まで手繰り寄せた。
このように、我々も子どもたちから、大きな学びをいつも頂いている。育成に携わらせていただいている身として、これからも貪欲に目の前の選手に必死になり、楽しさを忘れず互いに成長していきたいと思います。
ではまた来週。
サルト橋本 横山